オートレース レース振り返り(観戦記)

各場の前期GⅠレースの振り返り

2020-10-05

こんにちは AutoRocker KIYOです。

2020年度前期は、新型コロナウイルスの感染防止のために無観客となったり、
有観客でも入場制限がかかったりと体験したことがない事態となりました。

それでも開催できたことに感謝の言葉も見つかりません。

今年はオートレース誕生70周年ということもあり、GⅠレースではNo.1決定戦が行われました。

そこで、各場のGⅠレースを振り返りたいと思います。

各場のNo.1決定戦の振り返り

前期のGⅠレースの初日の第12レースは、No.1決定戦がすべて0mのオープンレースで行われました。

1着の5人と2着の前期ランク上位3人が全国No.1決定戦に出場します。

浜松No.1決定戦(開場記念ゴールデンレース)

車番選手名前期ランク
金子 大輔S-15
鈴木 静二A-1
渡邊 篤S-27
木村 武之S-17
青島 正樹S-38
伊藤 信夫S-25
鈴木 圭一郎S-2
佐藤 貴也S-11
出走メンバー

良走路で行われた浜松の決定戦は木村武之選手がスタートで主導権を奪い、鈴木圭一郎選手と佐藤貴也選手が追う展開で始まりました。

圭一郎選手が木村選手を逆転しようと仕掛けますが、木村選手が抑えます。

この戦闘争いがゴールまで続きましたが、木村選手が最後まで圭一郎選手を抑え込んで1着でゴールして浜松No.1に輝きました。

最後まで抵抗した圭一郎選手は2着でした。

着順車番選手名競争タイム
木村 武之3.410
鈴木 圭一郎3.413
佐藤 貴也3.419
伊藤 信夫3.419
金子 大輔3.426
渡邊 篤3.429
青島 正樹3.435
鈴木 静二3.445
レース結果

山陽No.1決定戦(令和グランドチャンピオンカップ)

車番選手名前期ランク
丹村 飛竜S-13
岩﨑 亮一S-23
濵野 淳S-31
角南 一如S-45
岡部 聡S-41
松尾 啓史S-16
佐々木 啓S-9
藤岡 一樹S-48
出走メンバー

湿走路となりましたが、雨での実績のある選手もいる顔ぶれとなりました。

スタートは大外から藤岡選手が先頭を狙いますが、丹村選手が序盤で先頭を奪います。

2番手の佐々木選手が2周目で先頭に立ちましたが、すぐに丹村選手が抜き返して再び先頭に立ちました。

3周目で松尾選手が滑らせて後退しましたが、この時に角南選手も順位を下げてしまいました。
この部分で審議になった松尾選手は、反妨(競走妨害)と判定されました。

先頭争いは丹村選手と佐々木選手の後ろに藤岡選手が続いていましたが、岡部選手が4番手に上がってきました。

最後まで丹村選手と佐々木選手の先頭争いになりましたが、丹村選手が1着で山陽No.1に輝きました。

着順車番選手名競争タイム
丹村 飛竜3.694
佐々木 啓3.697
岡部 聡3.703
藤岡 一樹3.706
岩﨑 亮一3.732
角南 一如3.739
濵野 淳3.752
松尾 啓史反妨
レース結果

飯塚No.1決定戦(ダイヤモンドレース)

車番選手名前期ランク
浦田 信輔S-10
田中 茂S-34
荒尾 聡S-4
久門 徹S-28
篠原 陸S-19
有吉 辰也S-20
桝崎 陽介S-36
岩見 貴史S-33
出走メンバー

雨が降る中での決定戦になりました。

スタートは荒尾選手が先行しますが、有吉選手と田中選手が追う展開から始まりました。

2周目からは荒尾選手、有吉選手、田中選手に加えて岩見選手も先頭争いを繰り広げます。

後半、3番手に下がっていた荒尾選手が反撃に出ます。
先頭の田中選手を残り1周で逆転して、ゴールは外から迫る有吉選手を振り切って飯塚No.1に輝きました。

着順車番選手名競争タイム
荒尾 聡3.894
有吉 辰也3.897
田中 茂3.903
岩見 貴史3.906
桝崎 陽介3.916
久門 徹3.939
浦田 信輔3.952
篠原 陸3.977
レース結果

川口No.1決定戦(キューポラ杯)

車番選手名前期ランク
佐藤 摩弥S-14
黒川 京介S-26
大木 光S-22
鈴木 清S-29
永井 大介S-6
山田 達也S-24
中村 雅人S-7
若井 友和S-8
出走メンバー

川口ナイターではおなじみの消音マフラーでのNo.1決定戦となりました。

スタートは佐藤選手がトップスタートで先頭に立ち、その後ろに中村選手と永井選手が続きます。

それ以降は佐藤選手と中村選手の先頭争いとなり、中村選手が仕掛けようとするも佐藤選手が抑える展開がゴールまで続きます。

ゴール直前で中村選手が迫ってきましたが、佐藤選手が最後まで先頭を譲らずに1着ゴールで川口No.1に輝きました。

着順車番選手名競争タイム
佐藤 摩弥3.416
中村 雅人3.416
永井 大介3.423
若井 友和3.429
鈴木 清3.429
山田 達也3.435
黒川 京介3.445
大木 光3.448
レース結果

伊勢崎No.1決定戦(ムーンライトチャンピオンカップ)

車番選手名前期ランク
田村 治郎S-32
青山 周平S-1
新井 恵匠S-21
森村 亮S-43
内山 高秀S-30
早川 清太郎S-3
吉原 恭佑S-18
髙橋 貢S-5
出走メンバー

スーパーハンデでSGを戦い抜いた青山周平選手が通常のハンデで挑みます。

その青山選手がトップスタートから先頭に立ち、後続を引き離していきます。

2番手争いは4周目で内山選手が2番手に上がります。

5周目で新井選手が3番手に上がりましたが、高橋貢選手と早川選手は5、6番手から進んでいきません。

最後は2番手以下を大きく引き離した青山選手が伊勢崎No.1に輝きました。

着順車番選手名競争タイム
青山 周平3.394
内山 高秀3.426
新井 恵匠3.432
田村 治郎3.435
髙橋 貢3.439
早川 清太郎3.439
森村 亮3.448
吉原 恭佑3.461
レース結果

今回のNo.1決定戦をまとめると、熾烈な先頭争いがあって「No.1になってやる!」という意気込みが伝わってきました。

本戦でもオートレースNo.1を賭けたレースを見せてくれるとおもいます。

GⅠレース優勝戦の振り返り

ここでは、優勝戦を振り返ります。

No.1決定戦の勝者は勝ち上がってきているでしょうか?

開場記念ゴールデンレース(浜松)

0mに3車、10mに5車の優勝戦は斑走路となりました。

スターとは10mから鈴木圭一郎選手がトップスタートから一気に攻めていき、1周で先頭に立ちました。

青山周平選手が2番手に上がりますが、鈴木選手との差を詰めることができません。

最初の1周で決着をつけた鈴木選手が大差で優勝を飾りました。

令和グランドチャンピオンカップ(山陽)

スタート後の1周目で長田恭徳選手が、7車並ぶ10mからトップスタートで0m単騎の青木隆浩選手を追いかけます。

2周目で先頭に立つと後ろには有吉辰也選手と荒尾聡選手が追いかけてきます。

長田選手が最後まで先頭を守り切り、GⅠ初優勝を飾りました。

ダイヤモンドレース(飯塚)

湿走路での優勝戦は有吉辰也選手がカミソリスタートが決まらず遅れてしまいますが、中尾貴志選手が1周目を先頭で駆け抜けます。

2番手に荒尾聡選手が、3番手には岩見貴史選手と田中茂選手と続く展開となります。

中盤で中尾選手と荒尾選手が先頭争いになりますが、5周目で荒尾選手が先頭に立ちます。

そして、そのまま荒尾選手が先頭でゴールして優勝を飾りました。

キューポラ杯(川口)

川口ナイターではおなじみの消音マフラーでの優勝戦は中村友和選手が先頭に立ち、その後ろに木村武之選手が続く展開から始まります。

3周目で早川清太郎選手と鈴木圭一郎選手が順位を上げてきて、木村選手が早川選手を抜かせない2番手争いを演じます。

残り2周で早川選手が木村選手を捌いて2番手に上がります。そして、残り1周で先頭を守ってきた中村選手を早川選手が捕らえて先頭に立ち、そのまま振り切って優勝を飾りました。

ムーンライトチャンピオンカップ(伊勢崎)

雨巧者がそろった優勝戦は小林瑞季選手のトップスタート、2番手に髙橋義弘選手、3番手に吉田恵輔選手がから始まります。

2周目で吉田選手が2番手に上がります。青山周平選手も4周目で3番手に上がり、前の2人を追いかけます。

残り2周で青山選手が吉田選手を捕らえて2番手にあがり、あとは小林選手を捕まえるだけとなりました。

しかし、小林選手を捕らえようとしたときに滑らせてしまい、3番手に下がっていた吉田選手が逆転して2番手に浮上します。

最後まで先頭を譲らなかった小林選手がGⅠ初優勝を飾りました。

プレミアムカップ(山陽)

プレミアムカップの優勝戦は青山周平選手がトップスタートから先頭に立ち、その後ろに早川清太郎選手と篠原睦選手が追う展開から始まります。

ここからしばらくは青山選手と早川選手がリードを広げながらの先頭争いとなります。

残り2周で、ここまで先頭だった青山選手を早川選手が逆転します。

青山選手はここからゴールまで早川選手から先頭を奪い返そうとしますが、早川選手が押さえ込んで優勝を飾りました。

全国No.1決定戦の展望

各場のGⅠ初日12レースで繰り広げられたNo.1決定戦の出場選手が以下の通り決まりました。

選手名前期ランクNo.1決定戦の着後期ランク(参考)
青山 周平S-1伊勢崎1着S-1
鈴木 圭一郎S-2浜松2着S-2
荒尾 聡S-4飯塚1着S-3
中村 雅人S-7川口2着S-6
佐々木 啓S-9山陽2着S-8
丹村 飛竜S-13山陽1着S-23
佐藤 摩弥S-14川口1着S-10
木村 武之S-17浜松1着S-24

2020年11月7日、川口オートにて「オートレースNo.1決定戦」が行われます。

おそらく、このメンバーで0mオープンで行われそうな気がします。

その直前には、SG日本選手権が控えています。

ここで結果を出してオートレースNo.1へとつなげられるかが注目ですが、良い流れを作ることができるかどうかではないでしょうか。

注目したいのは、荒尾聡選手です。

荒尾選手は飯塚No.1決定戦で勝利し、その開催のダイヤモンドレースを優勝した唯一の選手です。

SGオールスターを優勝してからも好調が続いているので、オートレースNo.1を狙えると思います。

オートレース誕生70周年の今年は大変な年になりましたが、みんなでオートレースを盛り上げていきましょう!

以上、 AutoRocker KIYO でした。

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