オートレース レース展望

SG第24回オートレースグランプリ展望

2020-08-10

こんにちは AutoRocker KIYOです。

真夏のナイターSGとして定着した感じがあるオートレースグランプリですが、残念ながら無観客開催となってしまいました。

本場開催も有観客になり、徐々に日常を取り戻しつつある矢先に新型コロナウイルスが再び猛威を振るい出してしまいました。

SGのようなビッグレースではたくさんのファンの方が来場します。そこで問題になるのは、3密を確保できないことです。

今回のSGだけで済めばよいのですが、これがきっかけで無観客に逆戻りだけは避けたいところです。

それぞれの場所でオートレースを楽しんでいただけたらと思います。

タイトルホルダーへの登竜門

SGレースを数多く優勝している選手の中で、特にこのオートレースグランプリが初タイトルの選手はその後、タイトルホルダーへと進化しています。

そこで、オートレースグランプリの歴代優勝者を見ていきましょう。

回(開催場)優勝者備考
1(船橋)中村政信(飯塚)
2(川口)片平 巧(船橋)
3(浜松)伊藤信夫(浜松)4回
4(飯塚)片平 巧(船橋)
5(山陽)浦田信輔(飯塚)
6(伊勢崎)岡部 聡(山陽)5回
7(船橋)伊藤信夫(浜松)
8(川口)若井友和(川口)1回
9(浜松)山田真弘(船橋→川口)3回
10(飯塚)田中 茂(飯塚)4回
11(船橋)武藤博臣(船橋→川口)1回
12(伊勢崎)永井大介(船橋→川口)15回
13(川口)木村武之(浜松)3回
14(浜松)有吉辰也(飯塚)
15(伊勢崎)金子大輔(浜松)2回
16(飯塚)髙橋 貢(伊勢崎)19回目で全SG制覇
17(船橋)永井大介(船橋→川口)
18(伊勢崎)永井大介(船橋→川口)
19(伊勢崎)濵野 淳(山陽)
20(伊勢崎)中村雅人(船橋→川口)
21(伊勢崎)髙橋 貢(伊勢崎)
22(伊勢崎)青山周平(船橋→伊勢崎)
23(伊勢崎)青山周平(船橋→伊勢崎)
24(伊勢崎)???
優勝者赤文字はこのSGが初タイトル(回数はその後のSG優勝回数)
青文字はこのSGで全SG制覇(グランドスラム達成)

歴代優勝者をご覧いただくと、今回のオートレースグランプリがSG初優勝の選手が多いことがわかります。

実に9人もいますが、そのほとんどがタイトルを重ねています。

永井大介選手はここから15回のSG優勝を積み上げてきたことは「すごい」の一語に尽きます。

一方、オートレースグランプリでグランドスラムを達成したのが髙橋貢選手です。

2002年の全日本選抜を優勝して、あとはオートレースグランプリの優勝を残すのみとなりましたが、ここからが試練の連続でした。

あと一つのプレッシャーもあったと思います。

2006年には構造基準違反が発覚して、あっせん停止処分を受けたこともありました。

2012年、SG初優勝から苦節19回目でグランドスラムを達成しました。

鈴木圭一郎選手も今回のオートレースグランプリでグランドスラム達成ですが、あと一つの壁を突破してほしいです。

注目選手

優勝争いに絡んでもおかしくない96人の中から、「AutoRocker KIYO」が独断と偏見でピックアップした8人に注目してみました。

彼らがどんなレースをするか、要注目です。

前回優勝者 青山周平選手(伊勢崎)

今年に入り9回の優勝を誇る青山選手は、スーパーハンデで優勝するなど直近も安定しています。

6月のGⅡ川口記念では0mラインに地元川口勢7人に対して、10m後ろからスタートして優勝しています。

後期ランクも全国1位が決定していますので、この勢いで3連覇を狙えると思います。

ハンデ位置がどうなるかが注目ですが、スーパーハンデでのSG戦線も見てみたいです。

グランドスラム達成を決めたい 鈴木圭一郎選手(浜松)

5月の地元GⅠ開場記念ゴールデンレースを青山周平選手よりも先行して優勝するなど、以前の走りが戻ってきた感じです。

地元浜松で4連続優勝など状態も良さそうなので、この勢いに乗りたいところです。

ここまでSG優勝8回ですが、9回目をこのグランプリでグランドスラム達成したいところです。

師匠として負けられない 佐々木啓選手(山陽)

34期の松尾彩選手の師匠となって1年経ちましたが、同時に好調が続いています。

自分の整備、練習走行と並行して松尾選手の指導もしなければならない中で好成績を残すところは素晴らしいです。

この流れで優勝争いに加わるのは間違いないと思います。

今度こそは獲りたい 早川清太郎選手(伊勢崎)

ここ数年でSGの優勝戦まで勝ち上がることが多くなった早川選手ですが、ほとんどが2着や3着といった惜しい場面があります。

エンジンが仕上がれば2着の壁を突破、見せ場を作るだけで終わらないと思います。

地元伊勢崎のナイターは実績もあるので、今度こそは獲りに行くでしょう。

もうひとつ狙いたい 荒尾 聡選手(飯塚)

4月のオールスター2連覇が記憶に新しいところですが、さらにGⅠダイヤモンドレースも優勝しました。

近況の成績も安定しているので、今年2つ目を狙えそうな気がします。

絶対王者も存在感あり 髙橋 貢選手(伊勢崎)

200回を超える優勝のうち、21回がSG優勝という髙橋貢選手も優勝争いに参戦するでしょう。

青山周平選手や早川清太郎選手が頭角を現していますが、絶対王者としての存在感も十分にあるので
存分に力を発揮してくると思います。

女子力全開でアタック 佐藤摩弥選手(川口)

女子選手唯一のS級で後期ランクでは全国トップ10になる佐藤摩弥選手もSGの優勝争いにも参戦するようになり、成長も著しいです。

4月のオールスターでは初日にあわや失権のピンチもありましたが、優勝戦は惜しくも4着でした。

今回も男子選手を翻弄するレースで優勝争いに加わってくると思います。

ガールズ王座の出場権を持っていますが、今年もス―パスター王座決定戦で男子相手に大活躍してほしいです。

まとめ

注目したい選手には100V達成の永井大介選手、1000勝達成の伊藤信夫選手、近況は熱走路でも動きがいい森且行選手などたくさんいます。

まだまだピックアップしたい選手はたくさんいますが、とりあえずこの8人に注目してみてください。

今回のオートレースグランプリは無観客開催となりましたが、それは今回限りであってほしいです。

8月26日から30日のGⅠキューポラ杯(川口オート)では毎日4500人の入場制限がありますが、これもコロナ対策のためなので仕方ないところです。

この先も不便を強いられると思いますが、新型コロナウイルス感染拡大を阻止するためです。

それは、オートレースを共に楽しむ大切な仲間と自分自身を守るために重要なことです。

これからもオートレースを一緒に楽しんでいきましょう!

以上、 AutoRocker KIYO でした。

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