オートレース レース振り返り(観戦記)

SG第24回オートレースグランプリの振り返り

2020-08-17

こんにちは AutoRocker KIYOです。

酷暑の中で行われたSG第24回オートレースグランプリは伊藤信夫選手の優勝で幕を閉じました。

無観客開催になったのは残念でしたが、みなさんはそれぞれの場所で観戦されたと思います。

今回は青山周平選手がSG開催では片平巧選手がスーパースター王座決定戦で優勝して以来のスーパーハンデでの挑戦でした。

この5日間を青山選手の挑戦を中心に振り返ります。

スーパーハンデで挑んだSG

直前4節をスーパーハンデで優勝したことで、今回のSG戦線でもこのハンデを課されたことでさらに注目が集まったと思います。

ここでは、準決勝戦までを振り返ります。

8月11日 1日目 12レース 選抜予選

車番選手名LGハンデ試走タイム
柴田 健治浜松03.35
吉原 恭佑伊勢崎03.36
田中 茂飯塚03.32
丹村 飛竜山陽03.33
佐藤 摩弥川口03.37
有吉 辰也飯塚03.36
伊藤 信夫浜松03.32
青山 周平伊勢崎103.30
天候:晴 気温:33℃ 湿度50% 走路温度:39℃ 走路状態:良

スタートは吉原選手が先行しますが、ついていった丹村選手が先頭に立ちます。このとき青山選手は8番手です。

2周目に入り、青山選手は7番手に上がります。

3周目は田中選手が2番手に、青山選手は5番手に上がります。ここから追い上げていきます。

4周目、青山選手は3番手の佐藤選手に追いつき順位を上げていきます。

5周目で田中選手を追い抜き2番手で残り1周となります。

最終周回、あとは先頭の丹村選手を捕まえるだけとなりましたが届かず2着となりました。

着順選手名競争タイム
1着丹村 飛竜3.416
2着青山 周平3.408
3着田中 茂3.423

8月12日 2日目 12レース 二次予選A

車番選手名LGハンデ試走タイム
木村 亨平伊勢崎03.47
山際 真介川口03.42
井村 淳一飯塚03.45
西原 智昭伊勢崎03.38
松尾 啓史山陽03.38
浦田 信輔飯塚03.48
中村 雅人川口03.46
青山 周平伊勢崎103.40
天候:曇 気温:26℃ 湿度91% 走路温度:29℃ 走路状態:ブチ

雨が降った影響でブチ走路での競争ですが、どうなったでしょうか。

スタートは西原選手が先行し井村選手、浦田選手の順で始まります。青山選手はこのとき5~6番手です。

2周目では西原選手が先頭ですが、青山選手は5番手に上がってきます。

3周目で青山選手が一気に3番手に上がり、逃げる西原選手を追います。

青山選手は4周目で2番手に上がると、その勢いでゴールまで西原選手を追い詰めますが惜しい2着でした。

着順選手名競争タイム
1着西原 智昭3.416
2着青山 周平3.408
3着井村 淳一3.439

8月13日 3日目 12レース 準々決勝戦A

車番選手名LGハンデ試走タイム
小林 瑞季川口03.35
東小野正道飯塚03.34
岡部 聡山陽03.35
久門 徹飯塚03.37
大木 光川口03.34
若井 友和川口03.32
髙橋 貢伊勢崎03.32
青山 周平伊勢崎103.28
天候:晴 気温:29℃ 湿度63% 走路温度:35℃ 走路状態:良

3日目にして絶対王者こと髙橋選手と初対決の青山選手は捕まえることができるでしょうか。

スタートは小林選手が先行し、東小野選手が続く展開から始まります。この時髙橋選手は5番手、青山選手は8番手です。

2周目で髙橋選手が3番手に上がりますが、青山選手はまだ6番手です。

3周目で青山選手は前に出ようとしますが、抑えられて6番手のまま4周目に入ります。

5周目に入っても青山選手は順位を上げられず6番手のままです。一方、先頭はスタートから小林選手が先頭で東小野選手が2番手で変わらずに最終周回に入ります。

青山選手は最後まで追い上げることもできず、ギリギリ6着でゴールとなりました。

着順選手名競争タイム
1着小林 瑞季3.435
2着東小野正道3.439
3着髙橋 貢3.439
6着青山 周平3.437

8月14日 4日目 12レース 準決勝戦

車番選手名LGハンデ試走タイム
田村 治郎伊勢崎03.36
五十嵐一夫川口03.38
鈴木 清川口03.36
山田 達也川口03.34
篠原 陸飯塚03.35
金子 大輔浜松03.33
佐々木 啓山陽03.31
青山 周平伊勢崎103.29
天候:曇 気温:30℃ 湿度56% 走路温度:35℃ 走路状態:良

1周目は鈴木選手がスタートで先行するも金子選手が先頭に立ちます。青山選手はこの時点で5番手です。

2周目で青山選手は4番手に上がりますが、ここから4周目までは金子選手、鈴木選手、佐々木選手、青山選手の順になります。

青山選手は5週目で佐々木選手を、6週目で鈴木選手を捕らえて2番手に上がります。さらに、金子選手まで捕らえて先頭に上がるとそのままゴールします。

そして、スーパーハンデでの初勝利で優勝戦進出を決めました。

着順選手名競争タイム
1着青山 周平3.401
2着金子 大輔3.417
3着鈴木 清3.420

優勝戦プレイバック

猛暑の中で厳しい戦いを勝ち上がってきた8選手によって優勝戦が行われました。

青山周平選手に至っては連日7車の壁に挑み、準決勝で1着を獲ってスーパーハンデで挑みます。

それでは、優勝戦を振り返っていきましょう。

車番選手名LGハンデ試走タイム
内山 高秀伊勢崎03.38
有吉 辰也飯塚03.35
金子 大輔浜松03.35
佐藤 貴也浜松03.32
伊藤 信夫浜松03.32
髙橋 貢伊勢崎03.34
永井 大介川口03.32
青山 周平伊勢崎103.30
天候:曇 気温:32℃ 湿度50% 走路温度:38℃ 走路状態:良

スタートは有吉選手の十八番のカミソリスタートで始まりますが、2番手に付けていた伊藤選手が逆に先頭を奪います。

青山選手は2周目の時点では6番手です。

5周目で有吉選手が伊藤選手を逆転しますが、すぐに伊藤選手が先頭を奪い返します。

6周目でも有吉選手は逆転のチャンスを狙いますが、伊藤選手も先頭を譲りません。

この時、青山選手は4番手に付けています。

9周目で青山選手が3番手に上がり、前の2車を追いかけます。

ここからは伊藤選手、有吉選手、青山選手の順のまま10周回を走り切りました。

伊藤信夫選手が13年ぶりのSG優勝、グランプリは3回目の優勝でした。

着順選手名競争タイム
1着伊藤 信夫3.412
2着有吉 辰也3.418
3着青山 周平3.413

2着となった有吉辰也選手はケガの影響で引退を考えたこともありましたが、どん底から這い上がってきてこの結果は惜しかったですが上出来だったと思います。

3着の青山周平選手はスーパーハンデで5日間戦い切り、展開に恵まれなかった3日目を除くと追い上げが凄かったです。

伊藤信夫選手、優勝おめでとうございます!

青山周平選手のスーパーハンデはいつまで続くのか?

さて、青山選手はこの先、川口のGⅠキューポラ杯、地元伊勢崎のGⅠムーンライトチャンピオンカップ、そして山陽の特別GⅠプレミアムカップと続きますが、
今回のSGオートレースグランプリでの結果を見ると、もう少しスーパーハンデでのレースが見られそうな気がします。

スーパーハンデで結果を残せば、年末のSGスーパースター王座決定戦でも見られると思います。

片平巧選手がスーパーハンデで王座決定戦を勝ったことは覚えている方には、青山選手にも期待してもよいと思いますよ。

もしも、今回のオートレースグランプリが有観客開催だったらもっと良い結果になったと思います。

以上、 AutoRocker KIYO でした。

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